mitsh’s blog

くだらない日記

JSR

昔、いわば感光耐性材料(以降フォトレジスト)の選定で評価して良かったのがJSR(旧・日本合成ゴム)のフォトレジストだったという記憶がある。今でもJSRは世界で大きなシェアを持ち、半導体の生産に寄与している優れた会社である。JSRの官民ファンドによる買収が現実味を帯びてきた。下記リンク参照。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6467444

佐賀新聞に載っているぐらいだから、みんなご存知のはず。地方紙にフォトレジストという言葉が載ること自体、半導体を身近に感じざるを得ない時代の到来であろう。

日本は半導体材料、製造装置で優位に立っている。汎用の半導体素子そのものは台湾、韓国に主導権を握られて、日本は昔のような勢いはない。これを少しでも取り戻すための買収なのかも知れない。

パワー半導体は今でも日本が優位であるが、汎用の半導体で優位を取り戻すチャンスである。

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どうせなら一度は断念したEUV露光装置。Nikon (Canon も含めていいと思う)と官民共同で開発開始したらどうだろう。ものすごく高額な装置になるので、採算が合わないのかも知れないが、Nikon Canonのこれまで養ってきたレンズの技術。ソフトはソフト屋さん、メカはメカ屋さん(まだNikon Canonもメカ屋さんとして優位な立場にあると思うが)に任せるなりして分業化をはかり、ユニット毎の品質を高く維持して、特許についてはASMLと新たなクロスライセンスを結ぶなりして、前進!というふうになるのは絵空事か。EUVの次に来るのはもうないのか? EB(電子ビーム)描画装置の可能性はどこまであるのか興味あるところである。EBはスループットがネックなのかなぁ。

官民で開発することになったら面白いけどねぇ。これぞ誰かが言う新しい資本主義だと思う。

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